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フィクションとしての写真



JULIA MARGARET CAMERON (British, 1815-1879) “Madonna with Children” c. 1866 Albumen print

今日の”LOOKING AT PHOYOGRAPHS”からの紹介は、JULIA MARGARET CAMERON によるセットアップ写真です。

JULIA MARGARET CAMERON は、幅広い才能に溢れ、知的で自由な精神を持ち、時にエキセントリックで経済的にも恵まれた居切詩人の女性で、趣味として写真撮影を行っていました。彼女は6人の姉妹の中でも最も美しく、魅力的で知的な人物でした。彼女と彼女の夫は、ビクトリア時代の英国において多くの創造的な著名人に囲まれていました。彼女の最も有名な作品は、そんな友人達のポートレート写真です。彼女はスタジオを持っていて、太陽光の下で友人達をモデルに長時間の撮影を行いました。そんな彼女の友人達(ある意味では被害者)は、いかに長時間の撮影を強いられたかを比較し合いました。

彼女はそんな有名人である友人達の他にメイドや子供達もモデルとして使い、彼らに神話や聖書に出てくる人物の役を与えて撮影しました。しかし、こうした彼女の写真は当時の写真家達から、病的にフィクションに過ぎると批判されました。しかし、今、彼女の写真を見れば、それは力強く構成され、よく描写され、そして何よりも不思議なことに何か心を動かされる素晴らしい作品です。

今日の写真の3人のモデルもとても美しく、中心にいる十代の女性も、聖女のように写されています。

今日、コスプレ撮影や現代アートの文脈の中でのセットアップ写真と比較しても彼女のフィクションとしての写真はとても新しいものに感じます。

#写真 #表現 #アート #歴史


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